SpeedgoatとCarSimによる
車両ダイナミクスシミュレーション
CarSimは、米国Mechanical Simulation社によって開発された、乗用車・小型トラック用車両運動シミュレーションソフトウェアです。20年以上にわたり、自動車エンジニアによる実環境での検証を経て、200社以上のOEMやTier-1メーカに加え様々な研究・教育機関で採用されており、業界標準のソフトウェアとして車両運動CAE業界をリードしています。
製品開発サイクルの短縮が強く求められている今、CarSim/Speedgoatソリューションにより、複雑な運転条件(マヌーバ、アクセル、ブレーキ、ハンドル、シフト操作)、環境条件(路面形状、摩擦など)をパラメータや特性値で設定すること、で完成した車両に加え、車両のサブコンポーネント(パワートレイン、サスペンション、タイヤなど)・アクティブコントローラ等を迅速に評価することが可能です。
また、CarSimはMATLAB®/Simulink®など、外部モデルとの接続インターフェースを持つほか、FMI(Function Mock-up Interface)を通じて各種ツールとの連携が可能です。そのため、車両制御システムの制御ロジックや1Dモデルの検討評価をPC上で行うことができ、効率的な車両設計の・品質向上に大きく寄与します。さらに、対向車/併走車等の交通シナリオや標識・看板などの景観を配置する事も可能なため、より高度化・複雑化が予測されるADASなどの制御システム開発にも最適です。
Features
- Simulink Real-Time™を使用したSpeedgoat real-time target machine上での再現性の高い車両ダイナミクスモデルの実行
- S-function及びfunctional mock-up interface(FMI)の両機能をサポート
- MathWorks社製のRTOS(QNX)にて、モデルの動作が可能
- VS Visualizer/Unreal Engine/Computer Vision Toolbox™/Image Processing Toolbox™を使用したライブ及びポストプロセスの可視化
- 同一のシミュレーションパラメータ及びモデルを用いて、ソフトウェア・ハードウェア・モデルを実行可能
開発環境
- MATLAB®/Simulink® R2022b以降
- MATLAB Coder™/Simulink Coder™
- Simulink Real-Time™
- CarSim, TruckSim, BikeSim version 2023.0
関連リンク
